カテゴリー: ふ凡大陸

  • 「クルトン好きなだけ乗せたい」を大人の財力で叶える

    「クルトン好きなだけ乗せたい」を大人の財力で叶える

    お久しぶりです、ふ凡社鈴木です。

    突然だが、私はクルトンが大好き。愛と平和の次くらいに大事に思っている。

    今回は、外出自粛のゴールデンウィーク中に「クルトンを好きなだけ食べたい」という、クルトンラバーの夢をパーッとかなえた夢のようなお話をする。

    クルトン、それは儚い憧れ

    クルトンと言えば、スープやサラダのアクセントとして供されることが多い。同じ料理でも、クルトンが乗っているだけで食べる時のテンションが大きく変わる、というクルトン好きも多いことだろう。

    しかし。クルトンは、少ないのだ。

    例えばお店のスープではたいてい、真ん中に数個が浮かんでいるばかり。

    「クルトン」で検索すると出てくるフリー画像1

    サラダだともうちょっと多いが、それでも大きなボウルに彩りを添える程度にパラパラと散っていることがほとんどだ。

    「クルトン」で検索すると出てくるフリー画像2

    クルトン好きにとってクルトンとは、料理の評価を爆上げする食材であると同時に、その希少性ゆえに一瞬で消える儚い憧れでもある。

    だから私は、幼児の頃アンパンマンのインスタントスープで初めてクルトンというものを認識して以来、「もっとクルトンたくさん乗ってたらいいのに」と思い続けてきた。

    受動的クルトンラバーから能動的クルトンラバーへ

    クルトンに恋焦がれて29年目の5月、洋食屋でクルトン入りのコーンスープをすすったその夜に、クルトン大魔王が夢枕に立って言った。

    クルトン大魔王「鈴木君、少し立ち止まって考えてみてほしい。今の君なら、クルトンを好きなだけ買えるんじゃないかね」

    鈴木「えっ?」

    目からクルトンだった。これまで私は、クルトンを愛していながら「自分で買おう」と思い立ったためしがない。いつだって偶然出会うクルトンを待ち続け、そのたびに少なさをもどかしく感じていたのだ。

    しかし、今の私はもういい大人で、よく考えたらクルトンを手に入れる手段もお金も持っている。なら、買えばいいだけのことではないか。どうしてこんな簡単なことに今まで気づかなかったんだろう。

    クルトン大魔王「さぁ、GW中に君がやるべきことは、もうわかったね?」

    クルトン大魔王は、そう言ってウィンクを投げかけて消えた。

    現実に戻ってきた私はそのまま、Amazonで売ってるクルトンを片端から調査。3日後、我が家に5000円相当のクルトンが届いた。

    クルトンの園

    素敵なクルトンファミリーを紹介するぜ

    今回購入したクルトンは5種類。それぞれどんな個性があるか紹介していこう。

    ポッカサッポロ クルトン(スープ用)

    ポッカサッポロのクルトンは、白色のシンプルなクルトン。味付けは何もされていなく、単体で食べるとパンの香ばしさにほんのりオリーブオイルのような風味を感じる。サクサクでとてもおいしい。

    味の素おいしいクルトン

    味の素のクルトンは、5mm四方の大きさで、今回買った中では1粒が一番小さい。その分身が詰まっている感じというか、しっかりした歯ごたえで香ばしさが引き立つ。サクサクでとても美味しい。

    袋に赤字で書かれたキャッチに注目。

    スープに入れるとより豪華、本格的になり

    お店の自慢メニューが増えます

    「”クルトンが入っているか否か”がお店の自慢メニューになれるかどうかの分水嶺である」とも読めるこの心意気。間違いなく、クルトン教の人間が書いたキャッチと言えよう。

    旭トラフトフーズ STUFFTON 味付クルトン

    旭トラフトフーズのクルトンは、その名の通りクルトン自体に味がついている。チーズパウダー、ガーリック・パセリなどの香辛料がまぶしてあり、料理とともに添えるのはもちろん、単体で食べてもおつまみとして成立する。

    100g×5袋で1166円。これだけたっぷり入って一袋あたりだいたい233円だから、相当リーズナブルだと思う。サクサクでとても美味しい。

    サラダクラブ3色のベジクルトン

    4種目は少し変わり種のクルトン。かぼちゃ(黄)、にんじん(オレンジ)、トマト(赤)を練りこんだ3色のノンフライクルトンで、一粒一粒しっかり野菜の味がする。サラダ関連商品の数々手がけてきたキユーピーならではのクルトンと言えよう。

    サクサクでとても美味しい。

    シーザークルトン ガーリック&バターミックス レストランパック

    今回購入したクルトンの中で最も冒険だったのが米カルディー二のシーザークルトンだ。まずなんつったって、このデカさである↓

    これは約1kgのクルトンです!

    顔を覆うほどの巨大な袋、内容量はなんと900グラム以上。「レストランパック」とあるように、個人利用を想定していない(たぶん)サイズなのだ。一般的な人間が一生に食べるクルトン総量の3分の1くらいは入ってるんじゃなかろうか。

    海外製の商品は、大味だったり、味付けが好みに合わなかったりする場合もけっこうある。このサイズでダメだったパターンを引いた時はダメージがでかいぞ。

    一粒のサイズも、これまで紹介したクルトンたちの中で最もデカい。こんがりきつね色に揚がっていて、クルトンと言うよりはもはやスナックに近い。肝心のお味はというと……

    メッチャクチャ美味しい。

    ガーリックとバターの風味と塩気のバランスが絶妙で、クリスピー感も素晴らしい。このクルトンはシーザーサラダを作るために選んだのだが、正直「もうこれサラダいらないじゃん」と思った。そのレベルで美味。

    さらに驚くべきは、これだけ入ってお値段なんと1400円。素晴らしきコストパフォーマンスだ。リピ確。

    ウェルカムトゥー・クルトンヘブン

    クルトンラバーを自称しておきながらなんだが、世の中にこんな多様なクルトンたちが存在することを知って驚いた。

    いよいよ実食。これまで「あぁもっとクルトン食べてぇなぁ」と思ったシチュエーションを再現して、楽しもうではないか。

    シチュエーション1:サラダバイキング

    まずはホテルやレストランでおなじみサラダバイキング。

    サラダバイキングでは、ドレッシング類に並んでクルトンが設置されていることが多い。

    こういう感じね

    バイキングというからには理論上クルトンもかけ放題ではあるが、私はもう分別のある大人なので、空気を読んで適量をかけるに留めている。

    鈴木「(あぁ、もっとクルトンかけたいなぁ・・・)」

    と思いながらも

    かけるのはせいぜいスプーン4杯程度が関の山だ。

    でも、今日は違うぜ。

    匙をそっと置き

    ゲハハハハハハハハ

    容器ごと行く。

    みたかおっかさん、これが夢のクルトンラバー・サラダバーだ!!!

    これだけの密度でクルトンが入っていると、野菜の風味とクルトンの香ばしさがトントンになる。どこにフォークを入れてもサクサク、クルトンがいつまで尽きないうれしさよ。

    実食の快感はもちろんのこと、「容器ごと持ってクルトン入れたい」という禁忌をかなえることができた感動がデカい。

    シチュエーション2:コーンポタージュ

    記事冒頭でも出てきたが、クルトンが入っているスープの筆頭といえばコーンポタージュだ。

    お店で出てくるコーンポタージュのビジュアルはだいたいこんな感じ。

    真ん中にクルトンが数個浮かんでいる程度。うれしい、少しクルトンがあるだけでもうれしいのは確か。

    鈴木「(でも、もっとクルトン入ってたらいいのになぁ…)」

    鈴木「(ひとすくいで全部すくえちゃうなぁ…)」

    鈴木「(あぁ、もう終わっちまった…)」

    こうなるのがお決まりのパターンである。コーンポタージュのクルトンが、2さじ目まで残ったためしがない。

    でも、今日は違うぜ。

    颯爽と現れたクルトンおじさん、彼の手には色とりどりのクルトンが盛られたお皿が!!!

    鈴木「えっ、今日は好きなだけスープにクルトン入れていいのか!?!?」

    クルトンおじさん「ああ、しっかり食え!おかわりもいいぞ!!」

    うめ うめ

    クルトンをすくっては入れ、すくっては入れる。わんこそばのようにクルトンを足せるスープ、一回やってみたかったんだ。クルトンの種類で味が変わるから、いつまでも飽きねぇ…。

    あぁ、幸せ。

    「わんこクルトンスープ」メニューにしたら絶対需要あると思うので、全国の飲食店経営者のオーナー様にはぜひ採用のご検討いただきたい。

     

    シチュエーション3:シーザーサラダ

    クルトン天国、とりを飾るはシーザーサラダ。

    シーザーサラダは、アメリカンな料理を出すお店なんかに行くと、通常のクルトンよりも大きな粒のものが入っていることが多い。大きなボウルに入って、取り分けることができるタイプのやつだ。

    クルトンラバーとしては、「いつもより大きなクルトン」というだけで十分テンションが上がるのだが、人とシェアする以上、やはり忖度が生まれる。

    正直、クルトン全部取りたい。でもクルトン多めに取って『あっ、こいつクルトンたくさん取りやがって!アタイだって食べたいのに!』と思われるのを極度に恐れてしまうのだ。

    鈴木「(ひいふうみいでだいたい20個くらいあるから、4人で分けたら5個くらいはいけるかな?いや、6個くらいは許してほしい)」

    ↑は脚色ではない。マジでクルトンの数を数えてしまうのだ。

    でも、今日は違うぜ(3度目)。

    ???「クルトンは好きかぁい・・・?」

    あっ、この声はっ!!!

    クルトンおじさん!!!!!!その手に持っているものは何!?

    しゃもじでいったあああああ!!!!!!!!!!!

    そう、米カルディー二社のクルトンはでかすぎるので、しゃもじでクルトンをかけることができるのである。これぞ、クルトンラバーが見た光、ぼくがみた希望。

    かくして出来上がったクルトン大好きっ子専用シーザーサラダ。

    クルトンおじさん「さぁ、好きなだけお食べイヒヒヒヒヒ」

    鈴木「わーい!!!」

    セルフで守りたいこの笑顔

    とにかくカルディー二社のクルトン自体が異様に美味しいので、シーザーサラダについては主従が逆転、クルトンを楽しむためのメニューとなった。もちろん、クルトンをめぐる心理戦・駆け引きともおさらばだ。

    このクルトン1袋に、ドレッシングと粉チーズも買ってしまえば、あとはレタスを買うだけでいつでもクルトンゴロゴロシーザーサラダを食べることができる。

    お店で買ったりレストランで頼むとお高くなりがちなシーザーサラダ、たらふく食べたい人にも、自信をもってお勧めしたい。

    おわりに「能動的クルトンラバーの帝国に向けて」

    クルトンラバーの夢を一気に叶えることができて、大変有意義な休暇だった。撮影の後もクルトンは食べれど食べれど減らない。なんと幸せなことだろう。

    後日友人から「クルトン多すぎて余るなら何袋か買い取ろうか?」と打診を受けたが、「このクルトンは全部わしのもんじゃ!!!!!誰にも譲らんわい!!!!!!」と欲をかいてラストシーンで痛い目に合うタイプの老婆みたいなテンションで追い返した。

    「クルトンもっと食べたいな」ともどかしく思っている全国のクルトンラバーの諸君、あなたの夢は5000円ぽっちで叶えることができる。さぁ、皆で手を取り合ってクルトンを買い浅り、能動的クルトンラバーの帝国を作ろうではないか。

  • ーふ凡大陸Vol.5ー 「人生をコンテンツに昇華する女」肘@失恋フェス

    ーふ凡大陸Vol.5ー 「人生をコンテンツに昇華する女」肘@失恋フェス

     

    もしあなたが失恋したとして。ストレス発散方法、何が思い浮かぶだろうか。

     

    失恋ソングを聴いたり、カラオケにいったり、暴飲暴食したり、友達に慰めてもらう。バッティングセンターに行く人なんかもいるかもしれない。

     

    私にはこの程度の平凡な選択肢しか思い浮かばないが、

     

    世の中には、失恋して一発目に滝行に行く人間が存在する。

     

    世界のそこかしこに存在するふ凡人にインタビューをするシリーズ「ふ凡大陸」。お相手は、人生の全てをコンテンツに昇華する失恋界の風雲児・肘@失恋フェス氏だ。

     

     

    第一章:過激派失恋芸人と「失恋フェス」

     

    まず基礎情報として、肘氏は複数の肩書を持っている。やたら癖の強いワードセンスで彩られた肩書たちの由来と、それぞれを名乗り始めた理由から、肘氏の人生を紐解いていくことにする。

     

    鈴「最初に、肘さんが名乗っている肩書を教えてください」

     

    肘「まず、肩書の原点となったのが、新卒の時に名乗り始めた『コミュ障ゆとり新人社員』。続いて、失恋を期に始めた『過激派失恋芸人』。そして、メイドカフェに通う『瞬足ご帰宅お嬢様ガチ勢』として、『メイドカフェポータルZ』というブログの管理人をしています」

    肘氏は一見可憐なお嬢様

     

     

    鈴「どこから突っ込んでいいか分からないくらい強い肩書が並んでいますね(笑)。では、まず“過激派失恋芸人“の話から聞いてもいいですか」

     

     

    肘「2018年3月5日に元カレと別れたんですよ、当日、塵芥※の誕生日を祝っていたんですが、その時に『好きな人ができた。でも別れたくはない』とか言われて」

     

    ※編集部注:肘氏は元カレのことを「ゴミ」と呼んでいたが、鈴木からゴミと書くのは心理的に憚られるので、本記事では塵芥(ちりあくた)氏と呼ぶことにする。

     

    鈴「んんん?」

     

    肘「そうなりますよね。私も『んー?ちょっと言ってる意味がわかんないなー?』ということで、塵芥の目の前でマッチングアプリに登録してやりました」

     

     

    鈴「目の前で(爆笑)。実に過激ですね。で、そこから失恋フェス※が始まったと」

     

     

    ※失恋フェス…肘氏による、失恋を原動力にあらゆるアクティビティに挑戦する一連のコンテンツのこと

     

     

    肘「そうなんです。第一弾として、失恋した次の日にSNSで『滝行をやります』と宣言し、3月21日には滝行に行きましたね」

     

    鈴「行動力の化身ですね。ほかにも数多くの発散方法がある中で、なんでまた滝行を?」

     

    肘「なんか、思いっきり変なことやりたいと思ったんです。で、ノリとフィーリングで滝行に至りました」

     

    鈴「あ、別に前からやってみたかった、とかではないんですね」

     

    肘「全くなかったですね。衝動のまま滝行やるぞ、と行った訳ですが、当日は春も近いのに記録的な大雪の日で。友達も何人か一緒に行ったんですが、その中から過呼吸になる人が出るくらい過酷でした。でも、これを乗り越えたことで肘は強くなりました」

     

     

    滝に打たれる肘氏

     

    鈴「文字通り、死線を潜り抜けたんですね。滝行から何か変わったことありますか?」

     

    肘「滝行は、私のほかに何人か友達も引き連れていったんですが、すごく楽しかったんです。その時、『失恋してただ落ち込むのではなく、全てをネタにすることで自分も周りも元気になれるのでは?』と気づきました」

     

    鈴「滝行が、失恋フェスの着火剤になったんですね」

     

    肘「はい。失恋すると、怒りや悲しみではなく、不思議な力が湧いてくるんですよ。『今人生で一番楽しいことできるんじゃないか?』って。カラオケでオールした後に二時間くらい寝て、そのまま次の夜まで遊び倒したりしても全然疲れなかったですね」

     

    鈴「完全にキマってるじゃないですか」

     

    肘「そうなんです。失恋はドラッグなんですよ」

     

    失恋はドラッグ。文字だけ見ると何を言っているのかさっぱりわからないが、肘氏のクレイジーでエネルギッシュな生き様がよく表れた名言である。

     

    第二章:失恋は元カレからもらった一番のプレゼント

     

    せっかくなので、もう少し塵芥氏の話を掘り下げてみる。

     

    鈴「ちなみにですが、塵芥氏と一緒にいた期間はどれくらいだったんですか?」

     

    肘「私は3年半付き合ってたと思っていたんですが、別れた後の塵芥を見る限り、彼が今の奥さんと結婚する前、その方と交際していたと公言している期間と、私と別れてからの時間との計算が合わなかったんですよね」

     

    鈴「あれまぁ」

     

    肘「なので、私は塵芥と付き合っていた期間は無効だと考えています」

     

    鈴「そうですね、それは正当な主張として認められると思います」

     

    肘「ですから、肘は実質6年半彼氏がいないということになりますね」

     

    鈴「笑。別れた後になって『あれ、アイツ、自分と付き合ってる間にすでに別の人がいたんじゃ?』って判明する話、結構聞きますが、実際そうなったときにどんな気持ちになるもんなんですか?」

     

    肘「1割の痛みと、9割の感謝ですね。当然、多少は傷つくのですが、それよりも『失恋のネタをもっとおいしくしてくれてありがとう』、という気持ちが強い」

     

    鈴「とんでもないパワー理論ですね」

     

    肘「私は、彼からもらった一番のプレゼントが失恋だと思っているんです。そのおかげで、私は今こうして、色んなことを楽しくやりながら過ごせてるので」

     

    鈴「後世に残したい名言がポンポン量産されていきますね」

     

     

    第三章:マッチングアプリと虚無ガチャ

     

    肘氏はその後、失恋フェスの名物コンテンツ「虚無ガチャ」を開始する。「虚無ガチャ」とは、マッチングアプリで会った男性に会いまくることで、幾度芳しくない結果を迎えても、「次こそもっといい人に会えるのでは」と新たな人に会うことをやめられない虚無感を、スマホゲームのガチャシステムになぞらえた言葉である。もちろん、肘氏オリジナルのパワーワードだ。

     

    鈴「マッチングアプリでは、何人くらいの人と会ったんですか」

     

    肘「2年で約40案件をこなしましたね」

     

    鈴「2年で40人ってことは、かなりの頻度でやってますね」

     

    肘「そうですね、多かったときは、数日おきに会ってた時期もありました。でも、一回ネットワークビジネスに勧誘されてから凝りて、休んだ時期があって」

     

    鈴「マッチングアプリにはその筋の方も多いと聞きますが、実際にいるんですね」

     

    肘「そうなんです。だいたいプロフィールや、メッセージのやり取りの“臭い”でわかるんですが、その人は気づけなかった。勧誘を受けながら、『さぁ、さっさと帰ってTwitterでネタにするぞ』と意気込んでいましたね」

     

    鈴「当然、それもコンテンツにするんですね笑」

     

    肘「はい、失敗した中でも特に地雷だった案件については、『虚無ガチャ案件集』として記録・まとめて、PDFデータにしてイベントなどで配っています」

     

    転んでもただでは起きず、手についた砂すらコンテンツに昇華する肘氏の強さが垣間見える。ちなみに、「虚無ガチャ案件集」はすでにVol4まで出ていて、一部鈴木も拝見した。

     

    マッチングアプリでのファーストコンタクトから、実際に会った時の会話、連絡を取らなくなるまでの一連の流れがこと細かに記されており、虚無サイドの男からみても、大変勉強になる文化資料だった。

     

     

    第四章:肩書の原点「コミュ障ゆとり新人社員」

     

    失恋フェスの話が面白すぎてどこまでも掘り下げたいが、ここで肘氏のコンテンツの原点となった肩書についても聞いていく。

     

    鈴「最初につけた肩書きについて教えてください」

     

    肘「最初に“コミュ障ゆとり新人社員“を名乗りました。私は普段、通信系の会社で営業をやっているんですが、新卒の時はあまりにコミュ障で友達がいなくて大変だったんです」

     

    鈴「今の肘さんのバイタリティからはあんまりそう見えませんが……」

     

    肘「根が非リアなんですよね。ある時、人から『その話面白いから、ネットに書けば?』と言われたのがきっかけで、ブログを書き始めました」

     

    鈴「例えばどんな話を?」

     

    肘「新人研修の最終日、同期はみんなでご飯に行ったけど、私は友達いないからアキバのメイドカフェに帰宅したよ、みたいな話を書いたら、すごく多くの反応をもらえて。変なこともコンテンツにすると楽しいな、って思ったのはここがルーツです」

     

    鈴「なるほど、肘さんの孤独を救ったのが、肩書と発信だったんですね」

     

    肘「そうなんです。ちなみに、『新入社員 コミュ障』で検索書けると私の記事が出てきます。毎年4月になると閲覧数がぐんと伸びますね」

     

    肘氏の経験とコンテンツは、後世の新卒ぼっちの皆さんの心の支えになっているのだ。

     

     

     

    第五章:メイドカフェに一人で通う「瞬足ご帰宅お嬢様ガチ勢」

     

    続いては、現在肘氏が注力しているコンテンツ「メイドカフェ巡り」についてのお話。(実は今回の取材も、肘氏お気に入りのメイドカフェにて行ったのだ)

     

    鈴「肘さんがメイドカフェに通うようになったきっかけは何だったんですか?」

     

    肘「実はもともと、半年くらいメイドカフェで働いたことがあって。就活が終わって暇になったからやってみたんですが、途中で『私はキャストをやるよりも、メイドさんを見るほうが好きだな』と思ったんです。そこから、『瞬足ご帰宅お嬢様ガチ勢』を名乗り、メイドカフェに足繁く通うようになりました」

     

    肘氏が管理人を務めているメディア「メイドカフェポータルZ」では、メイドカフェの御帰宅レポを発信している。肘氏による記事はもちろんのこと、全国にいる有志から色んなメイドカフェに行ったレポ記事が集まってくるらしい。

     

    ちなみに、取材当日に我々が訪れたお店は「アキバ絶対領域」。メイドさんが、絶対領域※の見えるメイド服に身を包んでいるお店だ。

     

    ※絶対領域:スカート、ショートパンツなどのボトムスとニーソックスを着用した際にできるボトムスとソックスの間の太ももの素肌が露出した部分を指す萌え用語(wikiより)

     

    肘氏のお目当ては、長らく推しているという“むぎさん”。肘氏は入店するや流れるようにむぎさん指名の「チェキ&ライブパフォーマンスセット」を注文し、

     

    肘「やっぱりむぎちゃんはかっこいいなぁ!むぎちゃんに会うとクオリティオブライフが上がるなぁ!!むぎちゃんはかっこいいし可愛いので、ホントに最強の生物ですね!」

     

    と惜しげもない愛を語っていた。

     

     

    肘「こんな感じで、アキバの各所に推しがいて、瞬足で帰宅しています」

     

     

    最終章:肘氏はどこへ向かっていくのか

    メイドカフェをはしごし、引き続き肘氏の将来について聞いていく

     

    数多くの肩書と共に、人生の全てをコンテンツに昇華する女、肘氏。そんな彼女の将来的な到達点はどこなのだろうか。

     

    鈴「肘さんは色んなことされてますけど、最終的な到達点は考えているのですか」

     

    肘「もともと失恋フェスも、『なにかコンテンツをやるぞ!』という感じではなく、せっかく失恋したんだから面白いことやろう、ってゴールを決めずに走り出したんです。ほかのコンテンツもそんな感じで、到達点ってのはあまり考えてなかったですね」

     

    鈴「では、なにか野望みたいなものは?」

     

    肘「いろんなことをやっているうちに、肘が悪ふざけでやっていることを周りが面白いと思ってくれて、さらにそれがお金になったらいいなという野望が出てきました」

     

    鈴「それは素敵ですね!野望実現のための戦略はありますか?」

     

    肘「先ほども話しましたが、今はまだ、原動力が『衝動』しかないので、野望を形にするためにも、何か一つのコンテンツを尖らせたいですね」

     

    鈴「どのコンテンツを尖らせたいのでしょうか」

     

    肘「今年は『メイドカフェポータルZ』を特に頑張ろうと思います。

     

    メイドカフェの紹介ブログは、個人でやってらっしゃる人が多く、メイドカフェポータルZみたいにサイトとしてやっているところって少ないんです。

     

    色んな人に記事を書いてもらっているので、いろんな方の視点でメイドカフェの紹介ができること、私はキャスト経験者の視点でブログを書ける分、アドバンテージがあるのではないかと。まずはメイドカフェブロガーとして有名になりたいですね」

     

     

    肘氏はこれからも、何か新しいことを始めるたびに肩書を増やし続けるだろう。衝動のままに走り続ける彼女の人生が、最終的にどんな形になるのか、想像するだに楽みだ。

     

    (肘氏による失恋フェスオリジナルソング&PVもある。そこには元気に瓦を割る肘氏が映っている)

     

    最後に、肘氏に「ほかの人を好きになったけど別れたくない」などと訳の分からないことを言わない佐藤健似の彼氏ができることを心より願う。

     

    (ふ凡社編集部)

  • 【追記更新】―ふ凡大陸vol.2―ほっこりバスりで注目!エッセイ漫画家・まるいがんも

    【追記更新】―ふ凡大陸vol.2―ほっこりバスりで注目!エッセイ漫画家・まるいがんも

    本記事は、2018年12月25日に掲載した、エッセー漫画家・まるいがんも氏のインタビュー記事である。

    Twitterなどで、ほっこりするエッセー漫画を発信し、ヒットを飛ばしていることを知っている方も多いことだろう。

     

    インタビュー当時、まるい氏は別のペンネームで活動されていて、インタビューでは「何をやっているか分からないエンターテイナー」として、とにかく色んな活動に精力的に取り込んでいるお話を聞いた。

     

    そこから約一年後、まるい氏はエッセー漫画を主軸に大活躍している。大変すばらしく、今一度、追記という形で記事を更新したいと思った。

    エッセー漫画でまるい氏のことを知った方もぜひ、その素敵な人となりを知って欲しい。

     

    ――以下、当時の記事――

     

    突然だが、3枚の画像をご覧頂きたい。

     

     

     

    素朴なイラスト、革製品、海外のなんか凄そうな山。一見なんの関わりもない3種だが、

    この3枚、全てある一人の男性のライフワークなのだ。

     

    その人の名は、まるいがんも。ブログ、エッセー漫画、レザークラフト、登山、街歩き等々、ありとあらゆる世界に飛び込んでは、書いて発信している。発信の主な拠点は「私立ねお学園」というブログで、記事一覧を見ただけでその興味関心の広さが分かる。

     

    ブログやツイッターで活動を拝見するたび、まるい氏が持つ広すぎる世界への尽きない興味と共に、ある問いが頭に浮かぶ。

     

    「結局この人は、何者なのだろう?」

     

    日常のそこかしこに潜む「ふ凡人」たちにその生きざまを聞くシリーズ「ふ凡大陸」。第2回は、まるい氏のアクティブで謎に包まれた人物像に迫る。

     

    30代後半から広がり始めたまるい・ワールド

     

    12月某日、年の瀬で賑わう東京上野駅で待ち合わせた。まるい氏とは、あるイベントにて一緒して以来。しかもその際は顔を合わせた程度だったので、今回がほぼ初対面だ。

     

    ま「どうも、まるいです」

     

    上野駅に現れたまるい氏。(※道行く人がぼやけているのは、まるい氏の神通力によるものではない。逆行補正をミスったのだ。)以下、本文とは別に、まるい氏との愉快な上野散歩の様子をお楽しみ頂きたい。

     

    静かで、素朴な人だと思った。まるい氏が生み出すコンテンツは、どれも派手ではないけれど、自分が興味をもったものについて、愛をもって淡々と掘り下げるものが多い。文章のそこかしこから滲む「静かな温かさ」がとても素敵なのだが、実際のまるい氏もそんな感じだった。

    鈴「まるいさん、本日はよろしくお願いします」

     

    ま「はい、公園をぶらぶらしながら、ぼちぼちお話ししていきましょう」

     

    鈴「では早速参りますね。まず、まるいさんが持ってる“要素”を教えてもらえますか」

     

    ま「まず、個人のブログでは、エッセー漫画と日々のこと、登山の様子などを発信しています。あと、自分で面白企画をやってみたり。特にジャンルを絞ってないのでなんでも書いてますね。あと、あんまりブログには書いてないけどB級スポットや寺社仏閣探訪もライフワークです」

     

    鈴「既に盛りだくさんですね」

    ま「えぇ。あと、リノスタというメディアでレザークラフトの制作記事を書いています。他には自分で書いた面白企画をデイリーポータルZさんの読者投稿コーナーに送ってみたり」

     

    レザークラフトを作るまるい氏。どこからどう見ても本職の職人である。(出典:RENOSTA )

     

    鈴「本当に手広くやってますねぇ!そもそもまるいさんが発信を始めたきっかけって何だったんですか?」

     

    ま「始まりはFacebookでしたね。文章をちょっと笑えるように意識して書いてたら、友達から反応がもらえるのがだんだん嬉しくなって。そこから本格的に発信したくなって、仕事でもWeb周りの担当をやっていることもあり、学習がてらブログを始めたんです」

     

    鈴「まるいさんが扱うコンテンツって、ジャンルが多岐に渡りますけど、最初から興味関心が広かったんですか?」

     

    ま「それがそうでもなくて。めっちゃ暇だったのがきっかけかも」

     

    鈴「詳しく聞かせてください!!!」

     

    ま「私、20代の割と早い時に結婚して、30代に入る前に離婚してるんですね。離婚した時はとにかく落ち込みまして、『僕はこれから先、人生を楽しむ資格なんてないんだ』とふさぎこんでた期間が何年もありました」

     

    鈴「心中お察しします・・・」

     

    ま「まあ、それは私が勝手にそう思い込んでただけなんですけどね。その間、救いを求めて色んな本を読み漁ったんですね。その中で、『人生やりたいことを100個書き出そう』的なことが書かれてるのを読んで」

     

    鈴「自己啓発系の本でおなじみのタスクですね」

     

    ま「それです笑。でも実際にやってみたらこれが意外と良くて。『どうせなら、これからやりたいこと全部やろう』って思えてから、回復しました」

     

    「動物園なのに動物がいない檻の前に立つまるいさんを撮りたいんですよ」という謎リクエストに快く応じてくれるまるい氏。守りたいこの笑顔。

    逆転した青春

    一度どん底に落ちたまるい氏。そこから立ち上がっただけで十分凄いが、世界の広げ方も凄い。

    キリマンジャロ山頂にて

     

    鈴「例えば、ブログに登山記事ありますよね。あれ、海外まで行って、キリマンジャロとか登っててすげぇなと思うんですが、登山も離婚してから始めたんですか?」

     

    ま「そうなんです。登山は4、5年前くらいからですね。やりたいこと100の中に、『雲海を見る』ってのがあって、なら登山だなと。手始めに近くて低い山から上り始めてみたんですね。そしたら山登りの沼にずぶずぶと笑」

     

    鈴「そこから海外に行くレベルまで進むって凄いですね」

     

    ま「えぇ。それで日本の山で、メジャーな山をある程度登って。で、次の段階としては、雪山とかクライミングとかしたいな、でも、装備を整えたりするのも大変なレベルに入るな、と思った時に、ちょっと待てよ、と」

     

    鈴「?」

     

    ま「海外って雪山とかクライミングの経験なくても登れる山があるんじゃね?と思ったのです」

     

    鈴「横軸に広げちゃいましたか!!!!」

     

    ま「しかもね、僕、一人でまともに海外に行ったことなかったんですよ。行ったことはあるんですが基本的に誰かが全部お膳立てしてくれるパターンしかなくて。英語も全く出来ないし、チケットの取り方すらわからない状態」

     

    鈴「それで良く横軸に広げようと思いましたね(爆)。一緒に上る先輩がいたとか?」

     

    ま「いや、山はほとんど一人で登ってます」

     

    鈴「マジですか!?」

     

    そう、一度負のカルマから解き放たれたまるい氏は、一人で名実ともに世界を広げまくっているのだ。そのふ凡なエナジーは一体どこからくるのだろうか。

    特設展示「ミヲマモル」とまるいがんも氏。

     

     

    鈴「なんで、まるいさんは一人で“変なこと”をやり続けているんですか」

     

    ま「もともと『変なことやもの』のが好きでやりたいなあと思ってたんですけど、結婚してからの20代は、仕事も家庭もなんだかんだあるのでなかなかね……。これは色んな人に言ってるんですけど、『普通の人の20代と30代が入れ替わっちゃってる』感覚なんです。今が青春ですね笑」

     

     

    鈴「なるほどそういうことですか!納得です。なんか、まるいさんの半生だけで映画作れそうですね」

     

    ま「笑」

     

    さらに広がりゆくまるい・ワールド

     

    アラサー男子とアラフォー男子、二人の静かなる上野めぐりは続く。ひとしきりまるい氏の過去を聞いたところで、ふ凡大陸お馴染み、「非凡への次の一手をどうするか?」を一緒に考えるパートに突入する。

    「どうせなら男二人でアヒルボートにも乗りましょう!」と意気揚々と動物園を出たものの、既に営業終了していて悔しがるまるい氏。

     

    鈴「色んな話を聞きましたが、まるいさん自身を一言で言うと、何者ですか?」

     

    ま「『結局、何をやってるかよく分らない人』になっちゃってますね笑」

     

    鈴「言ってしまいましたね笑。では角度を変えて、まるいさんの人生の到達点といいますか、描いてるゴールってあるんですか?」

     

    ま「ちっちゃいエンターテイナーになりたいんですよね。なんというか、大それた感じの意味じゃなくて。有名になるというよりかは、自分が作ったものが、もし、少しでも誰かに影響を及ぼせればそれだけでオッケーですね。そこは文章でもイラストでも漫画でもなんでもよくて。例えばブログ読んでくれて誰か1人でもクスッとしてくれたらそれだけでもう全部オッケー。意味がある」

     

    鈴「にゃるほど!なにか明確な到達点があるわけじゃないんですね」

     

    ま「そうなんです。でも、もちろん自分の中でも、武器となる肩書は欲しいなと思っています」

     

    鈴「いろいろやりたいけど、足掛かりとなる実績は欲しい、って気持ち、凄く分ります笑。ねおさんの中で、これから特に力を入れて行こうって分野は決まってるんですか?」

     

    ま「ブログの原点でもある、エッセー漫画をもっとやりたいですね。あわよくばエッセー漫画家としての肩書が欲しい。来年はそこに注力しようと思います」

     

    まるい氏のエッセー漫画は、日常に潜む素朴な題材を、素朴な角度で、素朴に切り取った素朴なテイストがじわりとコアなファンを集めている。鈴木も、まるい氏の味が染みる漫画が大好きだ。

     

    鈴「まるいさんのエッセー、書籍化で欲しいです!これは楽しみですね」

     

    ま「ええ、ただ現時点でレベルが低すぎるのと、行動が伴ってないのを自覚してるので、まずは描くことが生活の一部になるような仕組みを整える必要がありそうです。しのご言わず描きまくらないと」

    「インタビューっぽくしゃべってる感のある写真を撮らせてください」の要望に快く応じてくれるまるい氏。守りたいこの角度。

     

    鈴「仕組みづくりは本当に大事ですよね。冷静に戦略を立てているところ、流石です。これから新しくやってみたいことってありますか?」

     

    ま「鈴木さんって、脚本書いてますよね」

     

    鈴「はい」

     

    ま「実は私も前、なぜか三ヶ月だけ脚本スクールに通ったことがあって。演技系にも少し興味が…」

     

    鈴「そうなんですか!!!では、新しく舞台作りますんで、まるいさん出演してください!はい決まり!今決まった!!」

     

    ま「・・・・・・・やりましょう笑」

     

     

    二つ返事で、「ふ凡ネットワーク」記念すべき最初のコラボレーションが決まった。ねお氏は、演技の世界にも足を踏み入れるぞ!やったね!!

     

    こうして、我々はまた新たな「ふ凡の階段」を登った。「まるい氏がこのペースで世界を広げ続ければ、最終的に世界がまるい氏になるのではないか」。そんな哲学的なことを考えながら、大量の天ぷらを平らげた。

    まるい氏が紹介してくれた居酒屋「地魚屋台 浜ちゃん」は、安くてデカい天ぷらが山のように出てくる素敵な店だった。

     

    ――――

    一年後、そこにはエッセー漫画家として加速するまるい氏の姿が

     

    一年前のまるい氏は、「翌年はエッセー漫画を磨きたい」と抱負を語っていた。

     

    その言葉通り、まるい氏はその後破竹の勢いで新作エッセー漫画を公開し、いくつかの作品はバズって大きな注目を集ている。凄い!

    【妊婦さんに電車の席を譲った人の話】
    Twitterのトレンドを追っていたらまるい氏の作品が流れてきて大変驚いた。

    【イギリスのテーブルトークの話】
    雑誌のネタを、現場の様子がしっかり伝わるイラストに落とし込んでいるのが凄い。

    エッセー漫画の優しく素朴な味わいはさらにクオリティが洗練され、素敵なネタのチョイスもまるい氏ならでは。Twitterやnoteで着実にファンを増やしている。

    エッセー漫画のみならず、登山やそのほかの活動もばっちり続けてらっしゃるからさらに凄い。

     

     

    「何をしているか分からないエンターテイナー」から、注目のエッセイ漫画家としての階段を駆け上がるまるい氏。今後も活躍に目が離せない。

     

    (ふ凡社編集部 鈴木)

  • ―ふ凡大陸Vol.4― 「レンタルできるフリー素材のおっさん」真崎真幸

    ―ふ凡大陸Vol.4― 「レンタルできるフリー素材のおっさん」真崎真幸

    ふ凡社代表取締役UFJ
    (Ultra Fujiyama JUMANJI)
    の鈴木です。

    突然だが、あるフリー素材サイトから取ってきた、こちらの画像をご覧いただきたい。

    この素材のタイトルが分かるだろうか。

    「プレゼントをもらう」?
    「プレゼントに喜ぶ男性」?
    「照れる男性」?

    一般的なフリー素材サイトなら、こんなタイトルがついているところだろう。残念ながら、どれもぶっぶーだぶっぶー。正解は

    「プレゼントをもらって嬉しいリアクションがへたなやつ」

    でした。細かいわ。設定が細かいわ。使うタイミング限られとるわ。

    最近こんな感じで、元来脇役だったはずのフリー素材にユニークな付加価値をつけて他社との差異化を図るサイトが増えている、が!

    今回はフリー素材サービス各社の生き残り戦略について熱く語る記事ではない。↑の「プレゼントをもらって嬉しいリアクションがへたなやつ」氏の人物像に迫る、まさかのインタビュー企画だ。

    日常のそこかしこに潜むふ凡人たちにその生きざまを聞くシリーズ「ふ凡大陸」。今回は広島を拠点に、フリー素材をやったり、おっさんレンタルをやったり、ブログを書いたり、漫画の方言指導をしたりとにかく色んなことに手を出している真崎真幸氏に、謎の経歴を聞いた。

    3回も落とされてフリー素材デビュー

    ※今回ふ凡大陸初の試みとして遠隔取材を決行したため、真崎氏の生写真がない。せっかくなので、真崎氏のフリー素材を使いまくりたいと思う

    鈴「真崎さんはブログやtwitterを見る限り、ネット上で本当に色んなことにチャレンジしてますよね。始めたきっかけはなんだったんですか?」

    真「始まりはおっさんレンタルからですね。もともと広島で社会人サークルの代表みたいなのをやってたんですが、同時に何か一人でも活動できることをやりたいなと思ってたんです。

    そんな時、ドラマ『ゆとりですがなにか』に、おっさんレンタルの代表がモデルになった登場人物が出てきて、気になったから調べてみたら、代表が書いた本を見つけたんですね。読んでみたら面白くて、感想を代表にメールで送ってみました。そしたら『一緒にやりませんか』って話になって。」

    ※おっさんレンタル・・・「イケてると勘違いしているおっさんを1時間1000円からレンタルできるサービス」。全国津々浦々、様々な経歴を持つおっさんの中から気になるおっさんを選んでレンタルし、やってもらいたいことを依頼できる。

    鈴「いきなり代表に直で連絡したんですか!」

    真「はい笑」

    鈴「いやぁ、しょっぱなからアクティブですねぇ。真崎さんのもとにはどんなレンタル依頼があったんですか?」

    真「瀬戸内近辺でレンタルできる人が少なかったからか、『観光案内してください』っていう依頼があったり、オーソドックスに『恋愛相談に乗ってください』とか。中でも『映画の応援上映に一緒に参加してください』ってのは面白かったですね」

    鈴「応援上映?不思議な依頼ですね」

    真「えぇ。なんか、『劇場を少しでも埋めたい』っていう願望があるって言ってましたね笑。ほかには、『悩み聞いてほしいから、新幹線代出すんで福岡に来てください』って言われて行ってみたら、逆に僕が案内してもらうことになったりとか」

    鈴「何それ超楽しそう!」

    真「楽しかったですね笑。ほかにも、漫画家さんから『作品のための方言指導してください』ってのもありましたね」

    鈴「そんな依頼まで!ちなみに、なんていう作品ですか?」

    真「『広島妹 おどりゃー! もみじちゃん!!』っていう4コマ漫画です。角川コミックスさんから単行本化もされてますよ。巻末に僕もちょっぴり登場します」

    鈴「何それすごい!いやぁ、噂には聞いてましたが、おっさんレンタルの依頼って本当に多岐に渡るんですね。その後は、どんなことを?」

    「微妙なアへ顔」な真崎氏

    真「おっさんレンタルの活動は1年で契約満期終了しました。おっさんレンタルをやるにあたって、レンタルする人も私の人となりが分かったほうがいいだろう、と思ってブログやTwitterを始めたんですが、契約が終わるころには、そっちも楽しくなっていました。

    で、せっかくネット上に顔出しもしたことだし、顔を出してる人にしかできないことをやろうと思ったんです。」

    鈴「あ、まさか」

    真「そうです笑。フリー素材の『ぱくたそ』さんがモデルを募集してたんで、応募してみたんです」

    鈴「そういう流れだったんですね!採用されるまではどれくらいかかったんですか?」

    真「実は私、3回落とされてるんです。最初の2回はメールを送っても返信が来なくて、3通目でようやく代表から選考の連絡が来て」

    鈴「3回も!一筋縄ではいかなかったんですね※」

    ※ぱくたそさんの採用率はなんと1%ほどだそう。超・超・超狭き門なのだ!

    真「3回目も、結局最終選考で落とされて。代表から『真崎さんの情熱は伝わったから、次機会があればお願いします』って言われて、お祈りされたな~って思いました。そしたら、半年後くらいに代表からまた連絡が来て」

    鈴「なんと!」

    真「ぱくたそさんがある企業とコラボすることになって、代表が先方に僕のことを話してくれたみたいなんです。そしたら、先方から僕を使いたいって希望があったらしくて。晴れてフリー素材デビューすることになりました。」

    鈴「そんなドラマみたいな展開あります!?しかし真崎さん、ホントに行動力の化身ですね…」

    「挫けず何でも頑張るマン」の真崎氏

    真「周りの人からも言われるんですよ。『ふつう3回も応募しないだろ』って苦笑。でも、しつこく思われるのなんて一瞬ですし、僕strong>私みたいに地方にいる人間は、うるさいくらいにアピールするのがちょうどいいだろう、ってのが持論なんで」

    鈴「素敵な姿勢ですね」

    真「ありがとうございます。そんな気持ちで動いてみることが、結果として色んな縁につながっているというのはありますね」

    真崎氏の野望

    「無言で悔しさを滲ませるメガネ君」の真崎氏

    破竹の勢いで自分の世界を広げまくる真崎氏。面白いネタだらけの過去を聞いたところで、話は彼の未来についてに移る。

    鈴「真崎さんは、これからやってみたいことってありますか?」

    真「動画コンテンツに出てみたいですね。自分で言うのもなんですが、僕は一度対面で会ったら好きになってもらう自信があるので笑」

    鈴「確かに、真崎さんは動画との親和性高そうですね!実際、動画進出に向けて具体的な話が進んでたりするんですか?」

    真「実は、ぱくたそさんがきっかけで、動画コンテンツに出てみないかっていう話もいくつかきたんです」

    鈴「なんと!では、近い将来実現しそうですね」

    真「だといいですね笑。色んな場所に顔を出して、地元とかで少しずつ信頼を作っていって、ローカル番組のレポーターとかいいなぁと」

    鈴「真崎さんは、次やりたいことの具体的なイメージが明確だからこそ色んな事にぶいぶい挑戦できるんですね」

    真「そうですね。マグロじゃないですけど、常に何かしら動いていたい、みたいな笑。こんな感じですから、何がしたいのか良くわからない、っていう声を頂いたりすることもあるんですけど、一度きりの人生ですからね!」

    鈴「その思い切り、素敵です!近い将来の話からさらに進んで、『人生で到達したい目標』みたいなものはあるんでしょうか?」

    真「そうですねぇ、これは憧れなんですが、雇われじゃない生き方をしてみたいってのはありますね。ただ、脱サラに向かって努力をするというよりは、色んなことをやっている内に縁が繋がって、結果としてそうなったって感じがいいなと思います」

    鈴「ドラマチックな来し方を話してくださってありがとうございます。最後に、一言メッセージをもらえますか?」

    真「私は、誰かにとっての“きっかけ”になりたいんです。『真崎に会ったから、○○するようになりました』みたいな。だから、あった人からそんな報告を受ける時が凄くうれしいですね。これからも、こんな気持ちでやっていこうと思います」

    「ゲラゲラ笑うエンジニア」な真崎氏

    うーん、面白い。なんてファンタスティックに面白い人なんだ。真崎氏がこれから先、楽しく快活に人生を開拓していく姿が目に浮かぶようだ。全国津々浦々に、真崎氏のような面白き“ふ凡人”がまだまだたくさんいると思うとロマンティックが止まらない。

    ちなみに、真崎氏は、レンタルおっさんの活動の後、個人で「レンタル広島さん」というサービスをやっている。つまり、今でも真崎氏をレンタルすることができちゃうのだ。

    広島近辺に行った際は、ぜひ真崎氏をレンタルしてみてほしい。元気をチャージしてもらえること請け合いだ。

    (ふ凡社編集部)

  • ―ふ凡大陸Vol.3―「とにかく死にたいエッセー漫画家」男女交際めちゃハメ写メール清廉性

    ―ふ凡大陸Vol.3―「とにかく死にたいエッセー漫画家」男女交際めちゃハメ写メール清廉性

    ある日、カニカマボコを食べながら思った。

     

    「最近TwitterやSNSでエッセー漫画を発信している人たちがたくさんいるけど、彼らは一体どんな考えで作品を作っているのだろうか」

     

     

     

    男女交際めちゃハメ写メール清廉性氏をご存じだろうか。日常で何気なく感じた一コマを切り取って、ヘタウマな絵でエッセー漫画化してTwitterで発信している人だ。

    イカれた名前からしてお察しの通り、彼女は作品にエロネタもふんだんに盛り込んで来る大人なアーティスト。さるイベントで知り合ってから、頭の中どうなっているのか話を聞いてみたいと思っていた。

     

    日常のそこかしこに潜む“ふ凡人”にその生き様を聞く、シリーズ「ふ凡大陸」。第三弾は、男女交際めちゃハメ写メール清廉性氏だ。

     

    ヘタウマな絵に隠れた芸術性

     

    最初に断わっておくと、彼女のペンネームはオイヌマハルカで、「男女交際めちゃハメ写メール清廉性」はTwitterアカウント名だ。

    彼女からは「記事にするときはオイヌマハルカを使ってください」と言われたが、男女交際めちゃハメ写メール清廉性のほうがインパクトがあるので、無視してめちゃハメ名義でお送りする。

     

    めちゃハメ氏は、日常生活の中で感じた色んなことをヘタウマな絵で4コマ漫画やイラストにして発信している。一見雑に描かれているようで、ところどころ絶妙に写実的な描写があって読みやすく、中でもエロネタが良い。アホらしさ全開のライトなエロを大胆軽快に描いており、笑えるのだ。

     

     

    「袋とじ」を巡る父と娘の愛のストーリー(適当)

     

     

    1月某日、鈴木とめちゃハメ氏は都内の猫カフェにいた。彼女の創作の様子も見せてもらいたいので、「対面でなく並んで座れる場所のがよかろう」、ということで猫カフェになったのだ。

     

    鈴「本日はよろしくお願いします」

     

    め「えへへ」

     

    鈴「早速ですがめちゃハメさんは・・・」

     

    め「あ、まずこれを見てほしいんです」

     

    鈴「え、あ、いきなり?」

     

    め「はい。私、こんなのもやってますよ、ってのを知ってほしくて」

     

    めちゃハメ氏、おもむろにiPadを手渡し、動画の再生を促す↓

     

     

     

    鈴「…………」

     

    め「どうでしょう?」

     

    鈴「……めちゃすごいじゃないですか!!!!!!!!!!!!」

     

    なんだこのアーティスティックな才能。この人超絵上手いじゃないか。いや、むしろあのヘタウマなエッセー漫画はいったい何なんなんだ。

     

    め「えへへ。これはモーションペイントというやつで、前友達と組んでやったんです」

     

    聞けばめちゃハメ氏、もともと美大の油絵科卒という。そりゃ上手いわけだ。ところが、大学卒業後はアート系の仕事に就くでもなく、なぜかフリーターとして働きながらエッセー漫画を描いているそうだ。

    めちゃハメ氏が手掛けてきた作品。テイストも手法もバラエティに富む。そして、やはりエロが良い。

     

    鈴「↑の動画みたいな制作活動って続けてるんですか?」

     

    め「いんにゃ、最近はやってなくて。今はエッセー漫画中心ですね」

     

    鈴「なんてったってそっち系の道に進まず、エッセー漫画を描いているんです?」

     

    め「私は就職とか向いてなかったんですね。図書館でみんなが就活本とか開いている中、私はいいやって思って笑」

     

    鈴「そっか、めちゃハメさんは社会に適合できなかったんですね!(喜)」

     

    め「そうなんです笑 実は精神疾患持ちでして、同じルーティンとか続けるのが苦手なんです」

     

    鈴「えっ、そうだったんですか。なんだか生粋の芸術家気質って感じですね」

     

    めちゃハメ氏は、芸術活動を続ける傍ら、ノートの余白とかにエッセー漫画を描いていたという。そこからだんだん、自分は油絵よりも「日常にあった出来事をイラストと自分のメッセージとともに伝えるのが得意」ということに気が付いたそうだ。

     

    忘れていた。我々は猫カフェに来ていたのだ。

     

    創作の原動力はどこに?

     

     

    鈴「めちゃハメさんの創作の原動力は何ですか?」

     

    め「しいて言えば承認欲求ですよね。どうやったらこの孤独が伝わるだろうか、みたいな」

     

    鈴「痛みに近い感じでしょうか?」

     

    め「そうかもしれませんね。ただ、なるべくコミカルに描きたいんです。面白いほうがいいじゃないですか。あとは、ネガティブな気持ちから生まれた作品であっても、コミカルに描いて誰かが面白いと思ってもらえるなら、それも一つの“伝わった”ってことだと思うんです」

     

    鈴「面白いですね。じゃあ例えば、自分がすごい暗い感情で描いた作品に、『ウケるー』みたいな反応がきたら?」

     

    め「全然うれしいです。それも、どっかの気持ちのエッジを切り取れたんだな、ってことですから。何も伝わらないよりは、知ってもらったほうが嬉しいですね」

     

    作品を描く作業も見せてくれた。(いつの間にか作品を入れたフォルダが猫の座布団になっていた)

     

    鈴「エッセー漫画を描くときの信条的なものとかありますか?」

     

    め「あ、これはなんか過去に書いたメモがあるぞ(ごそごそ)。あ、ありました。『エッセー漫画は自分の嘘を自分で見抜く過程が面白い』って書いてますね」

     

    鈴「名言だ!」

     

    め「あとあれですね、『実際世の中何も起こらないことのほうが圧倒的に多い。何も起こらないところからオチを見つけていくのがエッセー漫画』」

     

    鈴「それも素敵な視点ですね。創作する人たちってみんなそうだと思うんですけど、日常ってそんなに面白くないんですよね。日常が平凡だから、創作で面白いことを作るというか」

     

    め「うんうん笑」

     

    あんなエロネタ交じりの脳みそお花畑的なエッセー漫画の中に、こんな哲学が含まれていたとは。めちゃハメ氏の底知れなさたるや。ここから、話はめちゃハメ氏の今後の展望の話にシフトしていく。

     

     

    夢は「死ぬこと」

     

    いつの間にか鈴木のPCケースも座布団にされていた

     

    鈴「めちゃハメさんは、自分のエッセー漫画を形に残したいたいとか、今後の展望といいますか、人生の着地点ってありますか」

     

    め「実はあんまりないんですよね。もちろん私のエッセーがなんかのタイミングで出版とかされたらいいなとかは思いますけど」

     

    鈴「それは強い願望というか、夢を追いかける的な話とはちょっと違う感じですか?」

     

    め「そうですね。というのも、私、希死念慮が強いんです」

     

    鈴「きしねんりょ?」

     

    め「とにかく死にたい願望ですね。私、死ぬことが夢なんです」

     

    鈴「なにそれ!とってもゆにーく!!!!!!」

     

    め「えぇ。常にそんな気持ちがあるから、ちゃんとした仕事に就きたいとか、結婚願望とかもあまりないんです。だから、エッセーも頑張って漫画家になるぞー!的な強いエネルギーではなく、唯一生きるよりどころとして挙げるなら漫画家になりたい、くらいのイメージです」

    死にたい願望も、どこかコミカル

     

    鈴「面白れぇ!!死ぬのが夢ってことは、もう夢の実現が約束されてる訳じゃないですか。やりましたねめちゃハメさん!!!!」

     

    め「あ、よかったそんなポジティブな反応で笑」

     

    鈴「あ、いやでもまてよ」

     

    め「はい」

     

    鈴「死ぬのが夢なら、なぜ今死のうと思わないんですか?(素朴)」

     

    め「別の人にも同じこと聞かれました笑。私としては、平凡な毎日を生きるだけでこんなに大変なんだから、死ぬなんてもっと大変なんですよ」

     

    鈴「なるほど!めちゃハメさんの死にたい願望って、例えば普通の人が『〇〇になりたい』って夢を叶えるのが大変なのと同じくらい、大変なことなんですね」

     

    め「まさにそれです」

     

    鈴「いや、でもやっぱいいなぁ。いつか必ずかなう夢。ちょっと羨ましい!」

     

    め「そんなポジティブなとらえ方をする人もいませんでした笑。でも、普通の人ならネガティブに捉えがちな希死念慮をそんな感じで面白いって思ってくれる人がいるのも、私にとっては幸せなんです」

     

     

    ・・・めちゃハメ氏の生き様、脳内、まさにふ凡。素晴らしすぎる。

     

    本当はしっかりした絵も描けるのに、あえてヘタウマな絵を描き、内向的なのに性にまつわるネタを発信し、夢は死ぬこと。

     

    室町時代あたり、もともと超ハイスペックな僧侶だったのに還俗して山に籠って女と遊びまくり、片手間にすごい水墨画とか描いて後世に残し、N〇Kの”最近再評価されてる偉人特集”的な番組で紹介されそうな人物設定ではないか。

    後世の歴史特番で紹介されるの予定の絵

     

     

    取材依頼を出しといてなんだが、まさかここまで真面目に哲学的&神秘的な世界が展開されるとはつゆ期待してなかった。

     

    その後も我々は猫喫茶に居座り、めちゃハメ氏がタブレットでエッセーの下書きを描く様を観察したり、オヤツをせびりに営業にやってくる猫に対応したり、めちゃハメ氏が1本2万の鍼灸を受けて今までの鬱が一時的に吹っ飛んだ話を聞いてゲラゲラ笑ったり、どろりとした素敵な時間を過ごした。

     

    いつか必ず夢が叶うという約束されたレールに乗っためちゃハメ氏。彼女がこれからどんな人生を歩み、どんなエッセー漫画を生み出していくのか。気になるので、もうしばらくは生きていていただきたいと切に願う。

     

    ↑後日描いてくれた取材当日の様子。本当にこんな感じだった。

     

    ふ凡社編集部 鈴木